神社名:川合陵神社(新田神社末社)
三国名勝図会名:川合陵
御祭神:天火明命(あめのほあかりのみこと)
創建:不明
祭典日:三月二日・十一月二日
旧社格:不明
鎮座地:薩摩川内市五代町羽田
旧:高城郡水引郷五代村中尾崎
指定:無し
※現地説明板より
神社由緒
川合陵神社は御陵殿(みささきどん)とも称され、新田神社の御祭神「瓊瓊杵尊」(ににぎのみこと)の皇兄(新田神社文書より・諸説では子とも)「天火明命」(あめのほあかりのみこと)が祀られています。
創始の年月は詳らかならずといえども往古より冠山と呼ばれる高さ約二十メートル、周囲五百メートルの山の麓に御鎮座されています。
社殿の西方道路を隔てたところにチョッポ岡といわれる小丘があり、土地の人はこの丘を御祭神の墳墓として以前は木柵を設けて陵域を護持していました。
またこの丘の頂きに立つと不思議な音響が聞こえるとされ、崇められています。
社殿の前には御手洗池と呼ばれる小池があり、神社境内には文化年間の石灯篭があります。
現在の社殿は嘉永年間に造られました。

こじんまりとした古い社殿と石灯篭が往時の雰囲気を残す。
こちらの陵墓は新田神社のある神亀山に比べると大分小さい印象。

御神木か、立派な木がしっかりと根を張り見守っているかのよう。

江戸後期に編纂された「三国名勝図会」にも絵柄付きで紹介されており、かつてから信仰があった事が伺える。
絵にも描かれている御手洗池から参道を隔てて立っている木がこの御神木だろうか?
当時から人々を見守り続けていると考えると感慨深いな。



写真手前が御手洗池。
現在は枯れており、落ち葉や落木が多い。
春の陽気のせいかとても清々しい空気の場所であった。
場所
駐車場:神社鳥居の横に小スペース有
道中道が狭いので注意

通り沿いに標柱があるのでわかりやすい。


木漏れ日が気持ち良かった。